更年期の治療に漢方薬が使われる理由
更年期の症状は、女性ホルモンが減っていくことで起こります。
漢方は、女性ホルモンを補うものではないけれど、総合的に辛い症状を改善する方法です。
人によってさまざまな症状が出る更年期では、漢方が適している人もいます。
漢方は症状によって処方が変えられるのが特徴です。
また、他の病気の治療などで、ホルモン補充療法(HRT)が使えない方は、漢方を使って更年期の症状を軽くする治療を行うことができます。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちのある方の更年期障害、不眠症など温経湯(うんけいとう)
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわく方の更年期障害、不眠など五積散(ごしゃくさん)
体力中等度又はやや虚弱で、冷えがある方の更年期障害、頭痛など桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
比較的体力があり、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどのある方
更年期障害、肩こりなど温清飲(うんせいいん)
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせる方の更年期
障害、神経症など当帰薬散(とうきしゃくやくさん)
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすい方の更年期障害
むくみ、冷え症など引用:ツムラ 更年期障害
漢方薬の副作用は量や組み合わせなどにより発生することもある
漢方薬は一人一人の体質や体格などをみて処方されるので、その人にうまく合えばよく効きます。
合わない場合はなかなか症状が改善されないということもあります。
また、利き方がゆっくりなので、効果があるのかどうか不安になる場合もありそうですね。
でも効いているのかどうか不安だからといって、市販の漢方を病院で処方されてもらった以上に服用するなどは、避けるようにしましょう。
漢方薬も薬なので、使う量や組み合わせによっては副作用がでることもあります。
漢方薬も健康保険が適用になります。
漢方薬も病院で処方してもらえます。
診察料や検査料などは別になりますが、3割負担の場合、2、3種類の漢方薬で、1ヶ月の薬代は2,000~3,000円程度です。
医師の診断があると、健康保険が使えるので、自己判断で市販の漢方を買う前に、医師に処方してもらいましょう
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